白猫の部屋

塗り絵など趣味についてのブログ 映画や読書の感想

デジタルタトゥー🐉3話

キラキラ女子の闇

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話の内容はザックリ言うと、冴えないOL加代と女性議員(矢田亜希子)の対決

しかし、現代社会の闇が凝縮されていて見てて心地いい
民放の恋愛・不倫、医療ものが見飽きられている時代に、NHKはぶっこんだものをよく制作すると感心するよ!
進撃の巨人ガンダムとかアニメにも力を入れているみたいだし、くだらない“お笑い番組”は民放に任せていい番組を放送していただきたい。
お笑い放送するんだったら受信料払わねーぞ(°Д°)💢
いや、真面目に

今回のドラマの核心は「虚栄」
人は心に大なり小なり虚栄心を飼っているものだけど、それが暴走したら取り返しのつかないことになる。
SNSはまさにその坩堝で、色々な虚栄に満ち溢れている場所だと思う。
子供の写真を自己満足でアップする親、自撮りしまくりの女の子、バカをして注目を浴びようとする男、それは全てデジタルタトゥーとして未来永劫のこるものだと意識している人は少ない。このドラマはその怖さを再認識させられる。

加代も奨学金を払ってまで大学に行って就職したけど、給料も冴えない、スキルアップの見込みもない。結婚話どころか、上司と不倫して貴重な若い時期を無駄にしている。現実世界ではとことん悲惨だけど、ネットではキラキラのセレブ女子のふりをして虚栄心を満たそうとする。
女性議員の中西あや子も「子供を産まない女性は非国民」発言をしてわざと炎上させたり、やっていることはおバカなYouTuberと大差ないことをしている。完璧な女を演じているけど、中身は学歴を詐称してまで自分を良くみせたいという虚栄心の塊だった。
結局、二人ともその虚栄心のせいで自滅することになる。
「人を呪わば穴二つ」とはこのこと💧

加代の言う通り、美人かブスか、金があるか貧乏かで生き方も変わってくる。
でも、虚栄心を持て余して下手なことをすると元も子もないことになる。それだけ、人間にとって虚栄心とは厄介なものなんだと思う。